胡蝶の夢ブログ

周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるかを。

ノートの警告

もう前の話でごめんなさい。10年ぐらい前、お互いが実家のため週末は彼氏と港北のラブホに泊まってました。
色々行ってみたけど、結局お気に入りができていつもそこに泊まってた。
港北のどっかのラブホにオバケでるらしいよって噂は聞いてたけど
二人とも信じてなかった。なんでも殺人があったらしい。
ある日、お気に入りが満室で別のとこに行った。
寝ようとしてベッドのトコにある電気を消そうと彼が振り向いたから
私もなんとなく振り向いてスイッチを見てたら、(回すタイプのやつ)
彼が触る前に勝手にスイッチがくるっと回り電気が消えた。
慌てて彼がスイッチを元に戻して「今の・・・見た??」「見た・・・」
二人でしばらく黙り込んだ。
私は、霊感ってほどじゃないけど「ここなんかイヤな感じ」と感じる場所がある。
それを言うと彼がイヤがるから言わないようにしてたけど、その部屋も入った途端ヤな感じしてた。
もうエッチ気分じゃなくなって、煙草を吸いにテーブルの方に二人して移った。
気のせい、気のせい、と二人で笑って忘れようとしてテーブルの上の「ラブホ」によくある落書き帳を何気なく
めくってみた。
「この部屋、やばいぞ」
「ここの窓からまっすぐに見える隣のホテルの窓の部屋で例の事件があったんだって。」
「俺達、この部屋で金縛りにあった。」
「もう帰る。この部屋に泊まるカップルは、気をつけろよ」
っていう書き込みが、かなりマジな口調でたくさんあった。